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2020年12月30日
Products / Hardware

世界最大のFOV60°となるARグラス用マイクロプロジェクタを開発

ディスプレイモジュールの販売に向けて加速

Cellid株式会社(本社:東京都、代表取締役:白神 賢)は、世界最大*1となるFOV(field of view*2)60°を達成するARグラス用のマイクロプロジェクタの設計に成功しました。

マイクロプロジェクタ

■特徴
ARグラス用マイクロプロジェクタとして、世界最大となるFOV60°を達成することで、現状最大であるFOV56°から表示可能範囲が約13%増加、FOV50°からは約40%増加し、没入感の高い映像を表示することが可能になります。

■開発の背景
ARグラスは、両手と両目をスマートフォンから解放し、コンテンツを3D化することで、新しいデバイスとしてスマートフォンを代替すると期待されています。しかし、未だディスプレイモジュールが大きく、視野角も狭いため、コンシューマーレベルでの普及に至っておりません。ディスプレイモジュールを構成するマイクロプロジェクタにおいても、広視野角化と小型化が必須であり、当社の微細化技術とAI技術を集積させることで本スペックの達成に至りました。

■マイクロプロジェクタの使用方法
本マイクロプロジェクタは、ARグラスにおけるディスプレイモジュールとして、ウェイブガイドとともに構成されます。本マイクロプロジェクタから出射された光はウェイブガイドを通して瞳に導かれ、網膜上に画像を結像することができます。

■今後の展望
今後は、更なるFOVの拡大と小型化を追求するとともに、解像度や輝度をはじめ他の様々な光学スペックの向上に取り組みます。また、2021年Q1での試作品製造および2021年Q4での量産化を目指します。

*1 ARグラス用ウェイブガイド式ディスプレイモジュールのマイクロプロジェクタにおいて(2020年12月時点、当社調べ)
*2 対角でのFOV


◆プレスリリース:世界最大*1 のFOV*2 60°となるARグラス用マイクロプロジェクタを開発
◆お問い合わせ:contact@cellid.com