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2021年09月16日
Products / Software

Position Finderのベータ版をリリース

汎用的なカメラを装着するだけで、位置測位設備を整備することなく、リアルタイムに3次元位置情報を可視化

Cellid株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:白神 賢、以下「Cellid」)は、汎用的な単眼カメラの動画のみをインプットとして、作業者の3次元位置情報を可視化できるサービス「Position Finder」(以下、本サービス)のベータ版をリリースしました。

従来、位置情報の可視化にはGPSやビーコンが用いられていましたが、「高さ情報を取得できない、GPS環境下でしか利用できない、電源供給が必要」など、実導入には課題がありました。本サービスでは、作業者が汎用のカメラを装着するだけで、位置測位設備を整備することなく、リアルタイムに3次元位置情報を可視化できるようになります。

ベータ版では専用のアプリを内蔵したiPadを貸し出し、3次元位置情報の可視化を行うことができます。今後はUnityなどに3次元位置情報を出力し、さまざまなユースケースへの応用が可能です。また、お客様のニーズに合わせ、さまざまなデバイスに対応も可能です。なお正式版のサービス開始は2021年12月を予定しています。

■従来の位置情報把握の課題
これまで位置情報把握は、高さ情報を取得できない、GPS環境下でのみ利用可能、電源供給が必要、大規模かつ高額な位置測位設備の整備が必要、など実導入には多くの課題がありました。

■本サービスの特徴
上記課題の解決を目指す本サービスには以下のような特徴があります。
・高さ情報の取得
SLAMは動画のみをインプットとしており、GPSなどに依存しないため、従来手法では取得が難しかった高さ情報を取得できます。

・汎用カメラに対応
位置測位設備の大規模な整備を必要とせず、汎用カメラのみで3次元位置情報の可視化が可能です。この結果、導入の際の設備コストが大幅に軽減されます。

・広範囲への対応
独自に構築したシステムとアルゴリズムにより、プラントのような大規模な空間に対しても対応が可能です。

■使い方
①作業者がカメラを起動
②動画をリアルタイム、もしくは事後的にアップロード
③3次元位置情報の把握が可能

■ユースケース
建設業などにおいて、作業者の位置情報を可視化することで、人的リソースの投入量を定量的に管理できるようになります。また、出来形と人的リソースの投入量を比較することによって人員の最適配置を行うなど幅広い用途での利用が可能です。

◆プレスリリース:単眼カメラの映像から、作業者の3次元位置情報を可視化することができるサービス「Position Finder」のベータ版をリリース
◆お問い合わせ:contact@cellid.com