汎用カメラで撮影した動画をインプットに3Dモデルを作成することができる「Model Builder」ベータ版をWebサービスとしてリリースしました
Cellid株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:白神 賢、以下「Cellid」)は、独自に開発したVisual SLAM(Cellid SLAM)を用いた3Dモデル作成サービス「Model Builder」(以下、本サービス)のベータ版をWebサービスとして正式リリースしたことをお知らせいたします。
Cellidは、汎用カメラで撮影した動画を独自に開発したVisual SLAM技術(特許取得済み技術を複数含む)で解析することにより、3Dモデルを作成できるサービス「Model Builder」のベータ版をWebサービスとしてリリースしました。
従来、3Dモデルの作成は専門人材を必要とし、また使用する専用機が非常に高価で、かつ3Dモデルの作成に長時間を要するものでした。本サービスにより、専門人材を必要とせず、また専用機も不要で、数時間で3Dモデルを作成することができるようになります。
今回のWebサービス正式リリースにより、従来可能だった3DモデルのWeb上での閲覧のほか、「.ply、.dxf、.stl、.obj」のファイル形式で出力することが可能となりました。また、今後は対応ファイル形式の拡大や、モデル作成時間のさらなる短縮、モデル内の2点間の距離を測定する機能、モデル内のオブジェクトを認識する機能を追加する予定となっています(2022年予定)。
■従来の3Dモデル作成の課題
これまでの3Dモデルの作成は高価な専用機と専門人材を必要とし、また作成に数日を要する、もしくは小空間に限定されるという課題がありました。
■本サービスの特徴
上記課題の解決を目指す本サービスには以下のような特徴があります。
・広い空間へ対応
LiDAR等を使用せず、動画をインプットにしているため、広い空間のモデル化も可能です。
・手軽
任意の空間を撮影した動画をWebサービス上にアップロードするだけで3Dモデルの作成が可能です。また、専用機を必要とせず、汎用カメラで作成が可能です。
・高精細
目視に十分耐えるリアルに近いモデルの作成が可能です(但し、測量を置き換えるミリ単位の精度はありません)。
・自由視点
作成したモデルを自由視点で閲覧が可能です。また、3Dモデルの出力も可能で、さまざまな用途で利用可能です。
■使い方
①モデルを作成したい空間の動画を汎用カメラで撮影
②Webサービス「Model Builder」へアップロード
③数時間後に3Dモデルを閲覧、およびファイル出力可能
■ユースケース
建設業、住宅産業、プラント建設、プラント保守などのさまざまな業界において、手軽に現況を3Dモデル化し共有したり、作成された3Dモデルと現況を比較することで進捗管理を行ったりするなど幅広い用途での利用が可能です。
◆プレスリリース:「Model Builder」ベータ版をWebサービスとして正式リリース
◆お問い合わせ:contact@cellid.com