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2024年04月23日
Press release

Cellid、東京都港湾局と3Dモデル化および三次元画像位置の自動整理技術の実証実験を実施

次世代デバイスのARグラス用ディスプレイおよび空間認識エンジンの開発を手がけるCellid株式会社(読み方:セリッド、本社:東京都港区、代表取締役:白神 賢、以下「Cellid」)は、東京都が実施する現場対話型スタートアップ協働プロジェクト(*1 )に採択され、東京港内施設の3Dモデル化と、点検写真の三次元位置情報を取得する技術の実証実験を実施しました。

東京都港湾局では、港湾施設の外観・形状等を確認したい場合、写真や動画に映っていない所の確認は、必要のたびに現場に行って確認している状況でしたが、現場に行かずとも何時でも何処でも、あらゆる方向から施設の形状等を確認できるようにしたいという課題に対する解決として今回の取り組みが実現しました。

Cellidが開発している「Model Builder(*2)」を使い、作成した3Dモデル上に、iPhoneなどの一般的なカメラで撮影した写真をアップロードすることで、GPS情報を用いずに写真の位置やアングルなど、三次元の位置情報を特定できることを技術的に90%の成功率を持って確認することができました。

東京都港湾局では従来、点検時に撮影した写真データが撮影者本人しか日時・位置・アングルを把握していない状況でした。また、施設を管理する際には、外観や構造を実際に自分の目で見て実物を把握しておくことが重要となりますが、橋梁の下部や防潮堤の海側など簡単に確認できない施設も多く、図面や部分的な写真を活用していました。

このような課題に対して、今回の取り組みでは、港湾施設のサビやひび割れなど変状箇所を撮影した写真を「Model Builder」で作成した3Dモデルに取り込み、Cellidが保有する空間認識技術を活用し、GPS情報だけでは整理できない画像の位置や、アングルを自動で整理することができるかに関しての検証を実施しました。その結果として判定の成功率が90%に達し、課題の解決に貢献することができました。

東京都港湾局との取り組みを通して得られた実績をもとに、Cellidでは「画像位置判定機能」をより発展させ、GPSなど地理座標系への対応などの改善を努めていきます。

*1 現場対話型スタートアップ協働プロジェクト

都政現場における課題に対して、優れたスキルや技術を有するスタートアップとの対話を通じて、ともに解決を目指すために、2023年度より東京都が新たに開始したプロジェクト。



*2 Model Builder

360度カメラや単眼カメラなど、汎用的なカメラで撮影した映像から3Dモデルを作成し、撮影位置から自動で画像整理ができるWEBシステム。

詳細はこちら:https://cellid.com/software/model_builder/